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利用権をどうするかは住人同士の話し合いで決めるのですが、所有関係で言えば、接客スペース、眺望デッキ、カフェ、シアター・ルーム、といった共用設備は、どれも、住人が部屋の面積に応じて共有している関係にあるのです。
”豪華な”共用設備を含め、マンションの共用部分は、開発業者が親切で、おまけで付けてくれているものではありません。 新築のマンションを建てるときに共有施設を作ると、その分の建築コストがかかります。
なぜ、居住部分でないところに建築コストをかけるのか?それは、開発業者にとって、「その分のコストが回収できるから」です。 そのような共用施設の分をマンション価格に上乗せして、もとが取れる、つまり、その分、高く分譲できると思っているからです。
では、豪華な共用施設って、実際に使うのでしょうか?確かに、実用性があって、使用頻度が高ければ、その分価格の高いところは納得ができます。 また、より重要なこととして、そのマンションを中古で買う人も、その価値を認めてくれるはずです。
なるほど、都心にある超高級賃貸マンションには共用ロビーやジムがあって、外国人がくつろいでいたり、運動をしていたりします。 使いみちはありそうで、しかも、おしゃれです。
しかし、あの生活は、おしゃれなレストランで昼・夜食事ができ、子供をものすごい高い月謝の私立学校に通わせ、数千万円の乗用車に乗ることができるといった、一部の人たちのものです。 そんな生活をしている人たちのやることは、なんであっても格好がいいのです。
一方、私たち庶民が実際に生活をしていく上では、豪華な共用施設は、宝の持ち腐れになる可能性が高いでしょう。 たとえば、人を招いて接客スペースでホームーパーティをやるというのは確かに素敵です。

しかし、5時に仕事が終わって6時に帰宅でき、その時間に集まれるような友人(しかも夫婦そろって)がたくさんいればともかく、実際にそんな生活をしている人は稀です(私の周りにはいません)。 となると、金曜日の夜とか週末に使いたいということになりますが、そのタイミングだと住人のみなが使いたがります。
輪番制にすることもあり得るのでしょうが、使い勝手があまりよくないようです。 このことは、豪華な共用設備全般的に共通します。
結局、一部の人しか使えないか、使いたい時間が集中して使いたいときに使えないか、どちらかのことが多いのです。 実は、このような事情は、多くの人が知っています。

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